トラブルシューティング
〜リリーフバルブとピストンの場合
下写真は、オートマチックミッション(AT)のクラッチディスクを押すピストンです。 AはワゴンRなどスズキのオートマチックミッション(AT)のピストンです。 Bはニッサンのオートマチックミッション(AT)のピストンです。 この二つの違いは、下写真を見ればわかるとおり リリーフバルブのあるなしです。
Bの○で囲われている部分(リリーフバルブ)を拡大したものがCの写真です。矢印の先にあるボールに油圧がかかったときは閉じ、油圧が低下したときはその穴からオイルを逃がす働きをします。その時、内部のエアーなども一緒に抜いていきます。そのため、内部にエアーが残らない仕組みになっています。 しかし、ワゴンRなどのAのピストンはそのリリーフバルブが付いていないので、一度エアーが入ると相当長時間抜けない構造なのが見てわかる通りです。

↑ A=スズキ車のAT B=日産車のAT

このエアーが入ったままで過激に走行するとディスクがすべりATF圧が高温になり沸騰してエアーが発生します。(ブレーキのべパーロックの様なもの) ますます、エアーがたまりピストンを強く押すことが出来なくクラッチがすべったりバルブボディもエアーのためスムーズに働かなくなりますからこのタイプのオートマチックミッション(AT)のストールテストの禁止とともに、ならし運転も相当のベテランのプロの方が行わないとすぐ壊すことになります。 |